詐欺・トラブル

MEO対策の契約前に確認すべき10のチェックリスト

MEO対策を契約する前に確認したい10のチェックポイントを紹介します。料金や契約期間、成果を保証する表現など、独立メディアの視点で注意点を解説します。

MEO対策の契約、なぜ「その場でサイン」は危険なのか

MEO対策の営業を受けると、「今月中に契約すればキャンペーン価格」といった案内をされることがあります。

でも、契約書は一度サインすると、簡単には解約できません。

特にMEO対策のようなサービスは、実際に効果が出ているかどうかが分かるまで数ヶ月かかります。

その間、料金だけが発生し続けるケースも珍しくありません。

この記事では、契約前に確認しておきたい10のチェックポイントを紹介します。

MEO対策の営業電話が来たら確認すべき5つのこと【詐欺の見分け方】悪質なMEO業者の手口と見分け方もあわせて読んでみてください。

契約前に確認すべき10のチェックリスト

料金・契約条件を確認する

1. 初期費用と月額料金の内訳

「月額○円〜」という表示だけでなく、内訳を確認しましょう。

オプション料金や設定費用が別途かかるケースもあります。

見積書に、料金の内訳がすべて書かれているか確認してください。

2. 最低契約期間と解約条件

MEO対策ツールは、最低契約期間が3ヶ月のところもあれば、12ヶ月のところもあります。

契約期間が長いほど、こちらから解約しにくくなります。

解約時に違約金が発生するかどうかも、必ず確認しましょう。

3. 「順位保証」「絶対に上位表示」といった表現がないか

Googleは公式に、「No one can guarantee a #1 ranking on Google(Googleでの1位表示を保証できる人はいない)」と説明しています。(Google Search Central

つまり、順位を保証する業者は、Googleの見解と矛盾した説明をしていることになります。

「絶対に」「必ず」といった言葉を使う営業には、注意してください。

4. 「地域No.1」などの実績表示に根拠があるか

根拠のない「業界No.1」「実績No.1」といった表示は、景品表示法上の問題になる可能性があります。

気になる場合は、何を基準にした「No.1」なのか、聞いてみましょう。

答えに詰まるようであれば、根拠が薄い可能性があります。

運用・成果の中身を確認する

5. 誰が実際に運用するのか

契約時に説明してくれた営業担当と、実際に運用する担当者が別人というケースは多いです。

運用担当者の経験やサポート体制についても、聞いておくと安心です。

6. 「成果」の定義を確認する(成果報酬プランの場合)

成果報酬型のプランでは、「何をもって成果とするか」の定義が業者によって異なります。

検索順位の上昇なのか、来店数の増加なのか、事前に明確にしておきましょう。

定義があいまいなまま契約すると、後からトラブルになりやすいポイントです。

7. レポートの頻度と内容

月次レポートがあるか、どんな指標が含まれるかを確認しましょう。

「検索順位」だけでなく、表示回数や口コミ数の推移もわかるレポートだと安心です。

レポートがない、または「聞かれたら答える」というスタンスの業者は避けたほうが無難です。

会社の実態と契約書を確認する

8. Googleのガイドラインに違反する手法を使っていないか

やらせ口コミの投稿や、実在しない店舗情報の登録などは、Googleのガイドライン違反にあたります。

違反が発覚すると、ビジネスプロフィールが停止されるリスクもあります。

具体的な運用方法を、契約前に確認しておきましょう。

9. 会社の実態(所在地・特定商取引法に基づく表記)

公式サイトに、会社の所在地や連絡先、特定商取引法に基づく表記が明記されているか確認しましょう。

法人番号は、法人番号公表サイトで検索すると、実在する会社かどうかを確認できます。

10. 契約書に記載のない口頭説明がないか

営業担当の口頭説明と、契約書の内容が食い違っていないか、必ず照らし合わせましょう。

「サポートは無期限で無料です」といった説明があっても、契約書に書かれていなければ、後で主張するのは難しくなります。

不安な点は、契約書に一文追加してもらうよう相談してみてください。

チェックリストまとめ表

契約前に、以下の表を使ってひとつずつ確認してみてください。

#確認ポイントチェック
1初期費用・月額料金の内訳が明確か
2最低契約期間と解約条件(違約金の有無)
3「順位保証」などの誇大な表現がないか
4「No.1」表示に根拠があるか
5実際の運用担当者とサポート体制
6「成果」の定義(成果報酬プランの場合)
7レポートの頻度と内容
8Googleガイドラインに違反する手法がないか
9会社の所在地・特定商取引法表記
10口頭説明と契約書内容の一致

契約後にトラブルになったときの相談先

契約してしまった後にトラブルに気づいた場合、どこに相談すればよいのでしょうか。

注意しておきたいのは、特定商取引法のクーリング・オフ制度は、事業者間の取引には適用されない点です。

特定商取引法には適用除外の規定があり、「営業のため、又は営業として締結するもの」は対象外とされています。(消費者庁「特定商取引法ガイド」

店舗オーナーがMEO業者と結ぶ契約は、基本的に事業者間取引にあたるため、消費者向けの制度がそのまま使えるとは限りません。

事業者間のトラブルについては、以下のような窓口が利用できます。

  • 「取引かけこみ寺」(0120-418-618): 経済産業省 中小企業庁が全国に設置した、取引の相談を無料でできる窓口です(2025年1月1日に「下請かけこみ寺」から名称変更されました)
  • 弁護士・司法書士: 自治体の無料法律相談も活用できます

契約書の内容をよく確認したうえで、必要であれば専門家に相談することをおすすめします。

よくある質問

Q1: 口頭で「解約金なし」と言われたのですが、契約書に書いていません。大丈夫でしょうか?

A: 口頭説明だけでは、後から「言った・言わない」の水掛け論になりやすいです。契約書やメールなど、書面で残る形にしてもらうようお願いしましょう。

Q2: 契約前にチェックリストを見せたら、営業担当の態度が悪くなりました。これは問題ですか?

A: 誠実な業者であれば、契約前の質問に丁寧に答えてくれるはずです。質問への回答を避けたり、態度が変わったりする場合は、慎重に検討したほうがよいでしょう。

Q3: 最低契約期間が12ヶ月の業者は、避けたほうがいいですか?

A: 契約期間の長さだけで、良し悪しは判断できません。ただし、効果が出るまで数ヶ月かかることを考えると、契約期間中に解約できない前提でリスクを検討しておくことが大切です。

Q4: 「成果報酬型」なら安心して契約できますか?

A: 成果報酬型にもメリットはありますが、「成果」の定義があいまいだとトラブルになりやすい仕組みです。契約前に、成果の定義と計測方法を必ず確認しましょう。

まとめ

MEO対策の契約は、一度サインすると簡単には解約できません。

料金や契約期間だけでなく、「順位保証」のような誇大な表現がないか、実際の運用体制はどうかも確認しておきましょう。

このチェックリストを使って、契約前にひとつずつ確認してみてください。

不安な点があれば、契約を急がず、他社と比較検討することをおすすめします。

業者選びの基準について詳しく知りたい方は、MEO対策業者の選び方|失敗しないための5つの基準【独立メディア視点】もあわせてご覧ください。