MEO対策で売上はいくら増える?業種別の費用対効果
MEO対策の費用対効果を、業種別の考え方に沿って解説。断言できる売上増加額はない前提で、自店舗で計算する方法を紹介します。
「MEO対策で売上はいくら増えますか?」に、正直に答えると
この質問は、営業を受けたときによく聞きたくなるものです。
正直にお伝えすると、「月額○円のMEO対策で、売上が○%増えます」と断言できる根拠は、基本的に存在しません。
業種、立地、競合状況、もともとの口コミ数など、変数が多すぎるためです。
「絶対に売上が上がります」と断言する業者がいたら、むしろ注意したほうがよいでしょう。
この記事では、断言できる数字の代わりに、自店舗で費用対効果を考えるための計算の枠組みを紹介します。
費用対効果を考える基本の計算式
MEO対策の費用対効果は、次のようなシンプルな式で考えられます。
(MEO対策経由の新規来店数 × 客単価 × リピート想定回数)− MEO対策の費用 = 効果
この式を使うには、まず「MEO対策経由の新規来店数」を把握する必要があります。
Googleビジネスプロフィールの管理画面にある「パフォーマンス」機能で、検索での表示回数や、電話・ルート検索などのアクション数を確認できます。
すべてのアクションが来店につながるわけではありませんが、傾向をつかむ材料にはなります。
業種別に考える、来店1件あたりの価値
同じ「新規来店1件」でも、業種によって価値は大きく異なります。
飲食店の場合
客単価が数千円で、リピート頻度は業態によって差があります。
来店1件あたりの価値は比較的わかりやすく、月間の来店数の変化を追いやすい業種です。
飲食店向けの具体的な対策は、飲食店のMEO対策ガイド|Googleマップで予約を増やす方法で解説しています。
歯科医院の場合
新規患者1人が、その後何年も通院する可能性があり、生涯価値(LTV)が高くなりやすい業種です。
1回の来店単価だけでなく、長期的な関係を前提に費用対効果を考える必要があります。
歯科医院向けの対策は、歯科医院のMEO対策|患者が増える集客の仕組みで解説しています。
美容室・サロンの場合
初回来店の単価に加え、数ヶ月ごとのリピートが見込める業態です。
「初回だけお得な料金」で集客し、その後のリピートで回収するモデルとの相性を考えると、費用対効果を評価しやすくなります。
損益分岐点をシンプルに考える
MEO対策の費用対効果を判断するときは、「何件の新規来店があれば元が取れるか」を先に計算しておくと分かりやすくなります。
例えば、月額1万円のツールを使っていて、平均客単価が3,000円の店舗であれば、月に4件の新規来店があれば費用は回収できる計算になります(1万円 ÷ 3,000円 ≈ 3.3件、切り上げて4件)。
これはあくまで単純化した例です。
実際には、リピート来店による長期的な効果も考慮する必要があります。
自店舗の客単価と、MEO対策の月額費用を当てはめて、一度計算してみることをおすすめします。
費用相場の全体像は、MEO対策の費用相場|料金の内訳と選び方のポイントを参考にしてください。
効果を測定する方法
費用対効果を判断するには、継続的な測定が欠かせません。
- Googleビジネスプロフィールの「パフォーマンス」: 表示回数、検索キーワード、電話・ルート検索の件数を確認できます
- 予約システムとの連携: 「Googleマップ経由」の予約数を把握できる場合、より正確な効果測定ができます
- 口コミの内容: 「Googleマップで見て来ました」といったコメントも、参考情報になります
数字だけでなく、こうした定性的な情報もあわせて確認すると、実態をつかみやすくなります。
費用対効果が悪いと感じたときの見直しポイント
数ヶ月続けても効果を感じられない場合は、次の点を見直してみましょう。
- 基本情報(住所・営業時間・カテゴリ)に誤りがないか
- 口コミの件数や評価が、競合と比べて見劣りしていないか
- 写真が古いままになっていないか
- 契約しているサービスの範囲が、自店舗の課題に合っているか
これらを見直しても改善しない場合は、MEO対策の効果が出ない原因と対処法|やめるべきケースも解説も参考にしてください。
よくある質問
Q1: MEO対策の効果は、どのくらいの期間で判断すればいいですか?
A: 一般的に、検索順位の変化は数週間から数ヶ月かけて表れることが多いとされています。最低でも3ヶ月程度は継続してから判断することをおすすめします。
Q2: 費用対効果が良い業種、悪い業種はありますか?
A: 一概には言えませんが、来店1件あたりの単価やリピート頻度が高い業種ほど、費用対効果を実感しやすい傾向があります。ただし、どの業種でも近隣検索からの来店機会自体は存在します。
Q3: 「Googleマップ経由」の来店数を正確に測る方法はありますか?
A: 完全に正確な測定は難しいですが、来店時のアンケートや、予約時に「どこで知ったか」を聞く方法で、ある程度の傾向はつかめます。
Q4: 費用対効果を試算しても、判断がつかない場合はどうすればいいですか?
A: まずは低コストなツール型のサービスで試し、数ヶ月分のデータを見てから、代行への切り替えを検討する方法もあります。
まとめ
MEO対策の売上効果を正確に断言することはできませんが、自店舗の客単価とMEO対策の費用を当てはめて、損益分岐点を計算することはできます。
まずは、Googleビジネスプロフィールのパフォーマンス機能で、現状の数字を確認することから始めてみてください。
継続的に測定し、見直しを重ねることが、費用対効果を高める一番の方法です。