MEO対策の外注先を変更するときの注意点と手順|管理権限を先に確保する
MEO対策の外注先を変更するときの注意点と手順を解説。Googleビジネスプロフィールのオーナー権限の確保、契約・解約条件の確認、引き継ぎのチェックリスト、乗り換え先の契約条件の比較をまとめます。
目次
- 外注先を変えるときは、先に「管理権限」を確保します
- 変更の前に確認したい4つのこと
- 1. プロフィールのオーナーは、誰になっていますか
- 2. 契約書に、解約の条件はどう書かれていますか
- 3. 業者に預けているものを、洗い出します
- 4. 乗り換え先の契約条件を、先に確認します
- 外注先を変更する手順
- ステップ1:現在の契約書を確認する
- ステップ2:プロフィールの管理者・オーナーを確認する
- ステップ3:自分のアカウントにオーナー権限をもらう
- ステップ4:引き継ぎの資料を受け取る
- ステップ5:解約を通知する
- ステップ6:旧業者の権限を外す
- ステップ7:変更後のプロフィールを確認する
- Googleが、代理店やツール提供会社に求めていること
- 乗り換え先を選ぶときの、契約条件の比較
- 困ったときの相談先
- よくある質問
- Q1: 業者がオーナーのまま、連絡が取れません。どうすればいいですか?
- Q2: 契約期間の途中でも、解約できますか?
- Q3: 外注をやめて、自分で運用してもいいですか?
- まとめ
外注先を変えるときは、先に「管理権限」を確保します
MEO対策の外注先を変えたい、と考える理由はさまざまです。成果に納得できない、費用が合わない、担当者が変わったなど、よくある話です。
変更で一番気をつけたいのは、解約の手続きより先に、Googleビジネスプロフィールの管理権限を確保しておくことです。順番を間違えると、プロフィールを自分で触れなくなるおそれがあります。
変更の前に確認したい4つのこと
1. プロフィールのオーナーは、誰になっていますか
まず、Googleビジネスプロフィールの管理画面で、誰がオーナーになっているかを確認します。業者が代わりに登録した場合は、業者のアカウントがオーナーになっていることがあります。
Googleの公式ガイドラインには、プロフィールの所有権を引き継ぐ場合は、前のオーナーに、まず自分をオーナーとして追加してもらい、そのうえでオーナー権限を譲渡してもらうと書かれています。参考:Guidelines for representing your business on Google(Googleヘルプ)
つまり、業者がオーナーのままだと、業者の協力がないと、権限を取り戻しにくくなります。
2. 契約書に、解約の条件はどう書かれていますか
次の点を、契約書で確認しましょう。
- 最低の契約期間と、更新のタイミング
- 解約を通知する期限と、方法(書面かどうか)
- 途中で解約する場合の費用
- 自動で更新される契約かどうか
事業者どうしの契約には、クーリング・オフが適用されません。中小企業庁のFAQにも、そう書かれています。参考:クーリング・オフ(中小企業庁)
つまり、解約の条件は、契約書で確認するしかありません。
3. 業者に預けているものを、洗い出します
次のものが、業者の手元にないかを確認します。
- Googleビジネスプロフィールの管理者としての権限
- 順位計測やレポートのツールのアカウント
- 口コミのお願いに使っているQRコードやアンケート
- これまでの投稿、レポート、対策していたキーワードの一覧
4. 乗り換え先の契約条件を、先に確認します
新しい外注先の最低契約期間や、解約の条件も、変更する前に確認しておきましょう。同じように長い縛りがあると、また動きづらくなります。
外注先を変更する手順
次の順番で進めるのが安全です。
ステップ1:現在の契約書を確認する
解約の通知期限と、更新日を確認します。通知期限に間に合わないと、次の期間分の費用が発生する可能性があります。
ステップ2:プロフィールの管理者・オーナーを確認する
Googleアカウントでプロフィールの管理画面を開き、オーナーと管理者を確認します。自分のアカウントがオーナーになっていれば、次のステップに進めます。
ステップ3:自分のアカウントにオーナー権限をもらう
業者がオーナーの場合は、自分のGoogleアカウントを、オーナーとして追加してもらいます。そのうえで、メインのオーナー権限を、自分に譲渡してもらいます。手順は、Googleのヘルプで案内されています。
この依頼は、解約を伝える前に行うのがおすすめです。解約を伝えたあとだと、対応が遅くなる場合があります。これは、当サイトからの一般的な提案です。
ステップ4:引き継ぎの資料を受け取る
業者に、次のものを書面やデータで求めます。
- 投稿の履歴
- 対策しているキーワード
- これまでのレポート
- 口コミへの返信のルールや、使っているテンプレート
- ツールのアカウント情報と、データの出力方法
ステップ5:解約を通知する
契約書に書かれている方法と期限で、解約を通知します。書面や、記録が残る方法で行いましょう。口頭やチャットだけだと、「言った言わない」になりやすいです。
やり取りや説明内容は、できるだけ文書で残しておくと、あとでもめたときに役立ちます。
ステップ6:旧業者の権限を外す
解約が済んだら、旧業者のアカウントを、プロフィールの管理者から外します。ツールのアカウントや、パスワードを共有していた場合は、パスワードも変更しましょう。
ステップ7:変更後のプロフィールを確認する
次の点を確認します。
- 営業時間、電話番号、住所は、正しいままですか
- 店名やカテゴリが、勝手に変わっていませんか
- 口コミの返信や、投稿が、止まっていませんか
- QRコードやアンケートは、まだ使えますか
Googleが、代理店やツール提供会社に求めていること
Googleは、Business Profile API(外部のツールがプロフィールを管理するための仕組み)を使う代理店やツール提供会社向けに、ポリシーを公開しています。参考:Business Profile API に関するポリシー(Google for Developers)
お店に関係する内容は、次のとおりです。
- ツールが、お店のアカウントに変更(新しい管理者の追加など)を加えたときは、48時間以内にお店に通知する
- お店の代わりに、口コミに返信するには、お店から権限を付与されている必要がある
- お店のアカウントのユーザー名やパスワードは、共有しない
- お店が利用の終了を希望したときは、通知を受けてから7営業日以内に、ツールとプロフィールの関連付けを解除し、お店が単独で管理できるようにする
このポリシーは、APIを使う事業者が対象です。すべての業者に当てはまるわけではありませんし、お店との契約そのものを定めるものでもありません。ただ、契約前に、「解約したら、権限はすぐに返してもらえるか」を確認する目安にはなります。
乗り換え先を選ぶときの、契約条件の比較
2026年10月16日時点で、公式サイトに書かれている契約条件を整理します。詳しくは、MEO業者比較をご覧ください。
| サービス | 契約期間(公式表記) | 備考 |
|---|---|---|
| smart MEO | 12か月 | 全プラン |
| MEO CHEKI byGMO | 6か月〜(レンタルは12か月〜) | 契約期間内の解約は承っていない旨の注記あり。ページ内で期間の記載が食い違う箇所あり |
| おまかせMEO | 月額プランは最低3か月 | 解約金などは一切ない旨の記載あり。14日間の無料トライアルあり |
| Gyro-n MEO | 確認したページでは確認できず | 料金プランの詳細ページで要確認 |
| MEO Dash! byGMO | 確認したページでは確認できず(上位表示施策プランは年間契約) | 資料請求や問い合わせで確認 |
なお、当サイトはおまかせMEOの代理店です。比較の結果、乗り換えが必要でないと分かる場合もあります。
困ったときの相談先
業者との間で、権限の返却や解約でもめた場合は、早めに専門家に相談しましょう。弁護士会の法律相談など、事業者向けの相談窓口があります。費用や受付時間は窓口によって違うため、各窓口の公式サイトで最新の内容をご確認ください。
よくある質問
Q1: 業者がオーナーのまま、連絡が取れません。どうすればいいですか?
A: Googleのヘルプにあるオーナー権限の申請の手続きを、確認してください。解決しない場合は、弁護士などの専門家に相談しましょう。
Q2: 契約期間の途中でも、解約できますか?
A: 契約書の内容によります。サービスによっては、途中の解約を受け付けない場合もあります。契約書で、解約の条件と、費用を確認してください。
Q3: 外注をやめて、自分で運用してもいいですか?
A: できます。Googleビジネスプロフィールは、無料で追加・申請できます。進め方は、MEO対策を自分でやる完全ガイドで解説しています。
まとめ
- 外注先を変えるときは、解約を伝える前に、プロフィールのオーナー権限を確保しましょう。
- 事業者間の契約には、クーリング・オフが適用されません。契約書の解約条件を確認することが大切です。
- 解約の通知は、書面や記録が残る方法で行い、旧業者の権限は解約後に外します。
- 乗り換え先の契約期間と、解約の条件も、先に確認しておきましょう。
代行と自社運用のどちらがよいか迷う場合は、MEO対策代行と自社運用の比較も参考になります。業者の選び方の基準は、MEO対策業者の選び方で解説しています。トラブルの見分け方は、MEO対策の営業電話が来たら確認すべき5つのことをご覧ください。